
大都会の論理からも純粋な郷土愛からも
拒絶され隔離された新しい恐怖のカタチ。
地方都市の人々の記憶と生活に棲み付き
「つぶやきの連鎖」こそを食い物にする
二十一世紀の化け物・・・それが「やみぐも」
この「トリプル3」と言う企てが、とても魅力的で同時に手強いのは、他でもない「3年間」というモメントです。昨年、長久手で始まった時、僕らはまだ東北の大震災を知りませんでした。そして今夏の三重オーディションの際、紀伊半島の豪雨災害を知りませんでした。普遍的な神話や民話ではない私達の芝居は、否応もなくそんな「今」に影響を受けます。まして今回取り扱っている「やみぐも」という概念は、あくまで無形の、ある種形而上学的なモンスターなのです。まるで手間暇かかるRPGのよう。オーディション選抜の6人の戦士と力を合わせ、可変する敵の本質を見ぬかなければ。2年目の利点は決して安定感や守りではなく、むしろ勇気なくしてリスタートが切れない事かもしれません。「2年目の進化」に今からワクワクしています。
はせひろいち
あらすじ
特殊清掃業を営む会社の社長。
その息子の死が全ての始まりだった…
都市伝説と風評被害をめぐる
新しいオカルトミステリー。